車の後ろについている魚のようなマークが何なのか調べてみた

2018年4月30日

 

こんにちは!サエコです。

アメリカで生活していると、たまに魚の形をしたマークのエンブレムやシールをつけている車を見かけます。

決まって後ろのバンパーや窓にあるので、信号待ちなどで前の車についているのを見かけるのですが、何かのブランドのマークで愛好家が貼っているのかな程度で、今まで気にもしていませんでした。

そして先日、友人が最近中古で買ったという車を見せてくれて、その車の後ろにも例の魚マークが。

「この魚印たまに見るけど何かのブランド?」と聞いたところ、友人も知らないようで・・・。何だか猛烈に気になってしまったので、調べてみることにしました。

 

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魚の輪郭に似たこのマーク。調べてみるとなんとキリスト教徒であることを示す「イクトゥス」というマークでした!

特に教会の駐車場ではこれをつけた車がよく停まっているそうで、教会に行く習慣がない私は全然知りませんでした。

「イクトゥス」というのはギリシャ語で、英語ではイクサス(ichthus)と発音します。しかし、イクサスと呼ぶよりもクリスチャン・フィッシュ(Christian Fish)またはジーザス・フィッシュ(Jesus Fish)といった通名の方がポピュラーなのだとか。

 

シンボルの意味

ただ魚の輪郭に見えるだけで魚ではないと思っていましたが、もともとギリシャ語で「イクトゥス」は「魚」を意味する言葉であることも分かりました。

しかしなぜ魚とキリスト教が繋がったのでしょうか。

答えは、ギリシャ語での

  • I = Iesous(イエス)
  • CH = Christos(キリスト)
  • TH = Theous(神の)
  • U = Uios(子)
  • S = Soter(救世主)

の頭文字を繋げるとichthusとなる為、でした。

わざわざシンボルを作った理由

キリスト教なら十字架で良いじゃないかとも思いましたが、かつて古代ローマ帝国時代、皇帝の中には自分自身を「神」として国民に崇めさせようとする者もいました。

その為、皇帝を神とせずイエス・キリストを拝むキリスト教徒は迫害や処刑に遭う恐れがあり、自分たちの信仰を公にできない教徒たちは「隠れシンボル」としてこの魚マーク「イクトゥス」を作ったのです。

 

現代におけるイクトゥス

イクトゥスマークは現在もここアメリカだけでなく、西洋諸国全体で主に使われており、やはり車につける(貼る)ケースが多いですが、ネックレスなどのアクセサリーにも見られます。

他にもTシャツや小物、企業ロゴやポスターなどに入っていたり、使用方法は様々。

やはり現在も自分がキリスト教徒であること、またはキリスト教の理念に基づいた活動・事業であることを示すマークとしての役割を果たし、実際にイクトゥスはキリスト教徒のシンボルとしては十字架に次ぐ多さで使用されています。

 

まとめ

いかがでしたか?

一見ファッション感覚のロゴかと思いきや、かつて政府や宗教指導者から認識されることなくキリスト教徒たちが互いを識別できる方法として生まれたマークだったなんて、意外ですね。

日本にも一定数キリスト教徒の方がいらっしゃるかと思いますので、もしかしたら街中でこのマークがついた車を見かける日があるかもしれませんね。

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