アメリカの永住権(グリーンカード)抽選プログラムが廃止される噂は本当か?

2018年4月16日

 

こんにちは!サエコです。

海外で暮らす上で避けて通れないのがビザの問題

特にアメリカはお笑い芸人のピース綾部さんも困っていたように、最近はなかなかビザが通りにくい状況が続いています。

そんな中でアメリカ在住の外国人、もしくはアメリカに住みたいと思う人に望みを与え続けているのが年に一度の永住権抽選「アメリカの永住権は抽選で当たる」という話を聞いたことがある方も多いかと思います。

そんな永住権の抽選制度を今後廃止すると、10月にトランプ大統領が発表しました。

今回はその発言に至った背景と、グリーンカード抽選の今後などを考察してみたいと思います。

 

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そもそも、永住権が抽選で貰えるというのはどういうことなのでしょうか。

アメリカの永住権(グリーンカード)の抽選は「Diversity Visa Lottery」という制度で、「DV Lottery」もしくは「DV Program」とも呼ばれます。日本語での正式名称は「移民多様化ビザ抽選プログラム」で、1990年に導入されました。

 

移民多様化ビザ抽選プログラム

抽選プログラムでは、毎年アメリカ連邦政府の会計年度中に無作為に選ばれた5万人の当選者にグリーンカード(永住権)が与えられます。

通常アメリカの永住権は、米国市民との結婚や仕事を通して、もしくはアメリカ軍への入隊などで得られますが、それよりもずっと簡単なプロセスで手に入れることができるというわけです。

応募はオンラインで無料なので、まさに「ラッキー」でアメリカの永住権が貰えるシステムです。

永住権が当たる確率

私も最初こそ「抽選で当たるなんてムリムリ」と思っていましたが、実際に10年以上アメリカで暮らしていると、片手では収まりきらない数の日本人グリーンカード当選者に出会いました。

以前はオンラインでなく郵送での応募だったらしく、そのときに当たったという人もいれば、オンライン制になってからここ数年の間に当たったという人の話も聞いたことがあります。

2015年度のデータでは、応募者数がおよそ938万人だったのに対して抽選当選者はおよそ12万人。約1%という結果でした。最終的に5万人に永住権が与えられましたが、数字的には応募者全体の約0.5%のみという結果です。

上記はあらゆる国籍の応募者全体での数ですが、日本国籍の人のデータは同年で約58,000人の応募数に対し、2%に当たる636人が当選しました。

 

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永住権抽選制度の廃止論が起こった理由

10月にトランプ大統領が永住権の抽選制度を今後廃止する方向を発表しましたが、その背景にはどのような理由があるのでしょうか。

労力と費用の問題

トランプ大統領の発言は昨日今日で彼が独断したようなイメージを持たれがちですが、実はグリーンカード抽選の廃止はオバマ政権時代からすでに議会での議論が起こっていました。

毎年抽選を開始するに当たり、詐欺対策などでセキュリティー・システム・人件費など膨大なコストや労力がかかっていることが問題視され続けてきたのです。

廃止すると声明は出したものの、具体的にいつということは名言されておらず、これからもまだまだ議論が続くと予想されます。

テロの問題

2002年7月にロサンゼルス国際空港でのテロ疑惑事件が起こったことはご存知でしょうか。この事件の犯人はかつて抽選で永住権を当てた一人だと言われています。

また、日本でもニュースになったかと思いますが、今年の10月31日にニューヨークでトラックが暴走し、8人が死亡したテロ事件もありました。

この事件で拘束された容疑者はウズベキスタン出身のサイフロ・サイポフ。彼も同じくグリーンカードの当選者で、2010年に入国した記録があると発表されました。

 

まとめ

いかがでしたか?

日本からも無料で応募できるアメリカの永住権抽選プログラム。

トランプ大統領の独断でただちに廃止されることはさすがに無いでしょうが、今後どのように制度が変わっていくのかは注意して見続ける必要がありそうですね。

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