英語でビジネスメールを上手に書きたい人におすすめの英語学習アプリ!【スマホ対応】
こんにちは!サエコです。
こちらのブログでは今までオンライン英会話レッスンのレビューはいくつかご紹介してきましたね。
【過去の記事】
◆ レアジョブ英会話の感想(一番おすすめ!)
◆ ENC/GNAの感想
◆ 産経オンライン英会話の感想
今回は英会話ではなく、英語のライティングを強化するアプリのご紹介です。
この春から外資系に入社する方や、新しい部署になって英語スキルを身につけたい方など、社会人としての英語力の必要性を感じる方が増える時期だと思います。
「英会話よりもまずはスマートなビジネスメールを書くスキルが欲しい」
「海外のお客さんとやりとりするのに困らない英語力が欲しい」
など、状況は様々かと思いますが、TOEIC890点でバイリンガルの私が「おっ!」と思える英語学習アプリがありました。
実際に使用してみた感想を画像付きでご紹介しますので、ビジネス英語の勉強方法にお悩み中の方はぜひ参考にしてください。
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今までに「英語の添削サイト」や「英語学習アプリ」を見たことがないわけではありませんが、私の経験上、
- 「ネイティブ」というだけで正しい英語を教えるスキルが無い素人が添削している
- サイトやアプリ内で使われている日本語が変で分かりづらい
など、あまりピンとくるツールが無いのが現状でした。
「だったら一対一のオンライン英会話レッスンで、チャット機能を使って英文の添削をしてもらうのが一番現実的かな・・・」と考えていたのですが、その辺の問題が解決されたアプリを見つけました。
ビジネス英語学習サービスHiNative Trek
私が「おお!」と思った英語学習ツールはHiNative Trek(ハイネイティブトレック)というアプリです。
CMなどは流れていないと思うのですが、ご存知の方はどれくらいいるでしょうか。
パソコンサイトはもちろん、スマホアプリ(iPhone/Android)も対応しているので、通勤・通学中・お昼休みなどに好きなデバイスから勉強することが可能です。
HiNative Trekの概要
以前こちらの記事でも言及しましたが、英語力がいつまで経っても伸びないのはアウトプットが足りないからです。
「詰め込み型教育」と言われるように、文字通り日本の英語教育は単語を覚えてなんぼの世界。
学校で詰め込まれた英語の基礎知識は備わっているのに、書いたり喋ったりして相手に英語で意思を伝える「アウトプット」の経験が極端に少ないため、大人になってから「実際に喋ろうとしたら言葉が出てこない」、「ビジネス相手への簡単なメールが英語で書けない」と言った問題にぶち当たり、初めて自分が思っているよりも英語ができないことに気づいて焦る・・・。
このような経験をされて「英会話教室に通わなきゃ!」と奮起する方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
「英語のアウトプットの仕方が分からない」
この問題を解決するためにHiNative Trekが提供している英語学習サービスは、今までありそうでなかったスタイルです。
1日1問出題された問題を解く
HiNative Trekでは平日1日1問、英語の問題が出されます。
基本的にはその課題に対して自分で考え、英語で作文・回答するシステムですが、中には「英語を話して音声で答えること」と指定があるものもあります。
提出された課題を添削する先生は全員アメリカ人の英語ネイティブで、細部までしっかりチェックしてくれるので、自分が何を間違えたのかがとても分かりやすく、効率よく英語を学ぶことができます。
HiNative Trekの特徴と強み
HiNative Trek(ハイネイティブトレック)は続けやすく着実に英語力がつく学習方法が強みです。
1日1問が丁度いい
最初は正直「1日1問って少なくない?」と感じたのですが、実際に体験して納得しました(体験談は後述)。
毎日忙しい社会人が「英語の問題を見て内容を理解」し、「英語で回答を考えて提出する」という作業時間を考えると、確かに1日1問がギリギリ続けられる量だと分かりました。
さらに、届いた回答を見てしっかり復習まで行うとなると、やはり毎日30分〜1時間はかかるのではないでしょうか。
ちなみに、回答を13時までに提出すると、必ずその日の18時までには先生からの回答が音声付きで返ってきます。
この「13時提出ルール」が適用されるのは平日が対象となるため、週末・祝祭日・GW・年末年始の場合は次の平日まで持ち越しとなります。例)金曜日の夜に課題を提出⇒月曜日中の添削返却
というわけで朝の通勤時間を使って回答を提出→夕方までに添削が届いて帰りの電車でチェックという感じでも勉強できますね。
予約いらず/後でまとめて提出も可能
回答は13時までに提出しなくても、もちろん24時間いつでも提出してオッケーです。
オンライン英会話レッスンのように、日付や時間を指定して先生を確保する必要がないので、就寝前でも朝起きてすぐでも、ご自身のタイミングで回答を送ることができます。
オンライン・非オンライン問わず、英会話レッスンだと人気の先生はなかなか予約が取れない・時間が合わないなど、予約できるからこその難点も存在するため、自分のペースで課題に取り組めるのは気分的に楽です。
そして、課題は「一日一問出題される」のであって、「一日一問回答しなければいけない」ということはありません。
平日どうしても忙しくて英語の勉強どころではない人は、休日に一週間分まとめて勉強→提出することも可能です。
月額使用料を日割りにしたとき、損をしないシステムになっているのは魅力ですね。
HiNative Trekの価格設定
HiNative Trek(ハイネイティブトレック)の利用料金は月額9,800円。
印象的にはどうでしょう、金額だけ見ると少し高めにも感じますね。
一年契約にすると値引きで98,000円(2ヶ月分お得=月額8,100円ちょっと)になりますが、それでもこれだけ無料のアプリやツールが溢れている世の中では、まだ少し高く感じるのではないでしょうか。
私も最初に金額だけ見たときは「高いな」と思いましたが、実際に体験してみるとこの金額設定にもしっかり納得できました。
以下にその理由をご紹介しますね。
英語講師の質=教材の質
課題を添削してくれる先生が英語のネイティブであることは大前提ですが、ネイティブ講師だけでなく、毎日の課題を考える人がとてもハイレベルなのがHiNative Trekの凄いところです。
日々の課題を作っているのは実際にビジネスシーンで活躍する英語ネイティブの企業家などですが、最終的な監修役として日本人の同時通訳・翻訳家の関谷英里子さんが関わっていらっしゃいます。
関谷さんの実力は素晴らしく、失敗が許されない国際会議の同時通訳から、FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ氏やアメリカ合衆国元副大統領のアル・ゴア氏、さらにノーベル平和賞を受賞されたダライ・ラマ14世などの通訳も勤められた、まさに日本を代表するスーパー通訳です。
そんな英語ネイティブと英語のプロによって、基本的な単語や文法から、実践的・日常的な表現まで幅広く扱う教材が完成するというわけです。
安いとついサボりがち
決して「高いお金を出して英語を勉強すべき」と言いたいわけではなく、しっかりした環境を提供してくれるサービスには「それなりの対価」を払ってでも身を置いた方が、自分への良いプレッシャーとなり、確実に力が伸びるということです。
コツコツ我流で頑張るのも素晴らしいですが、正しい情報を正しい人から与えられる状況があるのなら、その情報や時間を買うための出資には大いに価値があります。
英語力を備えた未来の自分になるための投資ですね。
「金額が高い!」と言って最初から拒否する人が、果たして無料なら継続するか?というと、実はそういうわけでもなく・・・できない日が続いても「安いし(無料だし)まあ良いか」となりがちです。
そして一旦「中だるみ」すると、そこから毎日勉強するリズムに戻るのは結構大変なことです。
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HiNative Trekを使ってみた感想
ここからは、実際に私が2週間ほどHiNative Trek(ハイネイティブトレック)を使用してみた感想です。
感想は一言で言うと、結構難しい!
難しいと言うか、かなり実践的です。日本にいながら「きちんとした英語」を身につけるのにとても良いツールだと感じました。
出される課題の内容は、実際に私がアメリカで働いていて起こる状況(ミーティングのセットアップ、メールでの資料送付、ビジネス相手にお礼を言う、など)ばかりです。
日本語の部分も端的で、きちんと作られているのが分かります。
HiNative Trekを使う様子
ここからはスクリーンショット付きで、HiNative Trekがどのような使い心地かをご紹介したいと思います!
携帯アプリ・ウェブサイトの両方からアクセスして使用してみたところ、操作性は同じような感じでしたので、今回は携帯アプリのスクリーンショットを掲載していきたいと思います。
ログイン画面
まずHiNative Trekにログインするのにアプリを開くと、このような画面が出てきます。
HiNative Trekにログインする方法は4つです。
- Twitterアカウントと連携
- Facebookアカウントと連携
- Lang-8アカウントでログイン(Lang-8はHiNative Trekを作った会社です)
- メールアドレスで登録
問題一覧画面
平日は毎日課題が追加されるので、最新のものには「NEW」と書かれています。
実際の課題一覧画面はこんな感じです。一番上の課題には「NEW」と書かれていますね。
上の方に「ビジネスミーティング」と書かれてあるのはその週のトピックです。
他にも「採用面接」や「カンフェレンスに参加」など、毎週違ったシチュエーション・トピックが用意され、それにまつわる問題が出されます。
今回の「ビジネスミーティグ」であれば、ミーティング前の質問のやりとりや、ミーティング後のフォローアップの連絡などがお題として出てきます。
問題の種類
それぞれの問題に対する指示は英語で書かれていますので、読んで何をすべきか理解してから回答します。
問題一覧ページで色分けされていたように出題形式にも色々あり、それぞれ回答方法が異なりますので、その内いくつかをご紹介したいと思います。
【Short Essay + Q&A】
ショートエッセイですが、これは、日本語で書かれた相手のセリフ「Calvin、こんにちは〜」以下をまず下のテキストボックスに英訳します。
その後、ご自身が考えた「Calvinに対する返事」をその下に英語で記載→音声回答を録音→「Post your answer」で回答送信できます。
音声回答は後から提出することもできるので、電車の中などマイクに向かって話しづらい状況であれば、書いて回答する部分だけを先に提出することができます。
英文の下のグレーの部分にはその問題の状況が記されているので、この場合のご自身の立場やシチュエーションを想像するサポートになります。
この場合は「大規模なオフィスの工事に関するミーティングの後のフォローアップ」と書かれています。
【Conversation】
Conversationは相手のセリフを聞いて、それに対する返事を英語で話して回答します。
上のオレンジの再生ボタンを押すと相手のセリフが流れます。そのセリフの英文も下に書かれているので、目で追いながら聞くことができます。
こちらも英文下のグレーの部分からシチュエーションを想像できますが、この場合だと
- 私が「Calvin」
- 会話相手とオフィスの工事に関してミーティングを行った
- それに関するフォローアップのメッセージが向こうから届いた
という状況が伺えます。
相手の名前は書かれていないので、ジョンでもリチャードでも(声が男性だったので)適当に呼んで大丈夫です。
こちらは口頭での回答になりますが、「テキストでの回答も可」とは一応書かれています。
話すのが苦手で何も思いつかない場合や、まず書いて整理したい場合は下のテキストボックスにタイプしましょう。
画面をスクロールするとマイクのアイコンが出てくるので、それを一度タップ→長押しで音声を録音することができます。
録音が終了して音声が添付されると、下の画像のようになります。
そして、再生マークを押すと録音した自分の声を再生して聞くこともできるので、「こう発音したつもりだったけど、実際聞くと違う」など、客観的な判断もできるようになります。
自分の発音じゃ相手に伝わらないかも・・・と恥ずかしがってなかなか対面型の英会話レッスンにチャレンジできない方も、自分のスマホなどで録音して送るだけなので安心です。
というわけで英語を読み書きすることはもちろん、英会話を強化したい場合も良い練習になりますね。
HiNative Trekはこんな人に向いている
実際にHiNative Trek(ハイネイティブトレック)を使ってみて、このアプリをおすすめしたい人はまずビジネス英語の習得をしたい人なのですが、他にもTOEICスキルが伸び悩んでいる人や、英語圏に留学中の方にもおすすめできるツールだと感じました。
その理由をもう少し詳しく書いていきます。
ビジネス英語の習得におすすめの理由
こちらは、スクリーンショットの画像などを見て頂けたらお分かりかと思いますが、実際にビジネスシーンで出てくる言い回しや状況がたくさん出題されています。
例えば、「同僚」を「coworker」ではなく「folks」と表現したり、適度にカジュアルな表現も学ぶことができます。
一口に「ビジネス英語」と言っても、同僚と話すとき、他社の人と話すとき、また目上の人に話すときなど様々なシチュエーションが起こり得ます。
メールの書き方も含め、実践的なビジネス英語の表現を身につけることができます。
TOEICスキルが伸び悩んでいる人におすすめの理由
TOEICを受験したことがある方はすでにご存知かと思いますが、TOEICの問題は「ビジネスシーン」を想定されたものが多く出題されます。
社内全体メールの内容読解、得意先に送るメール、注文書の内容読解など、高得点を取るには「どれだけその状況を知っているか」という経験も大いに物を言います。
HiNative Trekを使ってネイティブ講師とやりとりを行うことで、ビジネス英語・あらゆるビジネスシーンの貯蓄量がどんどん増えていきます。
参考書を何冊もこなしているのに点数が上がらない場合などは、実際にアドバイスしてくれる相手がいる環境に身を置くことで、今よりもっと良い結果に繋がるはずですよ。
英語圏に留学中の方におすすめの理由
アカデミックな「学生英語」は割と特殊で、課題などをこなす中で多くのことを学ぶ一方、ビジネスに使える英語というのは社会に出てから学ぶ部分が大きいです。
他人のメールを読んでそれを真似てに身につく言い回しや表現も多く、英語圏で学校を終え、そのまま就職までチャレンジしようと考えている場合にはHiNative Trekで「ビジネス英語を先取り」することはかなり有益かと思います。
時間がある学生の間にある程度のビジネス英語も身につけておけば、社会に出てから大きなスタートダッシュができること間違いなしです。
まとめ
HiNative Trek(ハイネイティブトレック)のご紹介でしたが、いかがでしたか?
少し長く語ってしまいましたが、「バイリンガル」と呼ばれるようになった私でも「これは学べる!」と感じた、とてもしっかりしたツールです。
コンテンツはほぼ英語ですが、何かあった場合はサポートに日本語で問い合わせることもできるので心配いりません。
実際、何度か回答が遅いなと感じたことがありましたが、サポートの方がすぐにメールで対応してくれました。
どんなに良い英語の参考書も、その成果を試す相手がいないと独りよがりの勉強しかできないため、結局「詰め込み型」の勉強しかできないと思いますが、今回ご紹介したHiNative Trekは自分よりも英語に長けた相手がきちんと導いてくれるので、着実に自分の弱点を克服していくことができます。
「1日1問」の設定も多すぎず少なすぎず、決して無理して詰め込むのではなく、一つ一つの課題をじっくり噛み締めて勉強できるスタイルがとても良いと思いました。
ビジネスで使えるリアルな英語を強化したい方にはぜひ一度試してみて欲しいアプリです。
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