インビザラインは痛い?費用は?マウスピース矯正体験談

2017年7月5日

みなさんは歯の矯正を行ったことはありますか?

アメリカでは子供の頃に歯列矯正を行うのが一般的で、見た目の美しさの中に必ず歯並びが入っています。

日本ではまだまだ「歯の矯正」といえば

  • 高い
  • 保険が効かない
  • 時間がかかる
  • 銀色のワイヤーをつけて通学や仕事をするのはちょっと・・・

などなど、なかなか手を出しにくいイメージがあるかと思いますが、今は歯の裏側にワイヤーをつけて矯正する方法や、透明で目立たないマウスピースで矯正するなど、歯列矯正のバリエーションも多種多様になっています。

今回はその中でインビザライン(Invisalign)と呼ばれるマウスピース矯正を体験したお話をご紹介します。これから歯列矯正をお考えの方のご参考になれば幸いです。

 

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ずっと歯列矯正をしたかった

子供の頃から歯並びが悪かった

私は子供の頃に永久歯が生えてきた直後から歯並びが悪くなり、それも一番人から見られる前歯が上下とも真っ直ぐではありませんでした。

幸い虫歯とは縁のない人生を送ってきましたが、下の前歯は一部重なったように生えてきており、矯正はずっと夢でした。

それはアメリカに来てからも変わりませんでしたが、日本と同様アメリカでも矯正は決して安いものではありません。

アメリカ人は歯が綺麗!

「いつか矯正したいな・・・」という思いを抱きながら時が過ぎ、社会人として働き始めて数年。アラサーと呼ばれる年齢に達していました。

オフィスにいても、歯並びが悪い人を探す方が難しいくらいみんな真っ直ぐな歯。話していて笑顔を見せられると、歯医者の広告かと思うくらいでした。(笑)

そんな環境に長くいると、さすがにコンプレックスがますます強くなってきました。歯を見せて笑うことが嫌いで、写真の時はなるべく口を閉じて微笑むようにしていました。

そんな中、転職をきっかけに入っていた保険が変わり、歯医者さんに通うことになりました。

信頼できるお医者さんとの出会い

口コミで知った歯医者さん

私が行くことになった歯医者さんは、その時会社の保険を担当してくれていた保険代理店の方に紹介してもらったところでした。

紹介してくれた男性も、例に漏れず素晴らしい歯並びの持ち主。保険の話の流れで、かかりつけ歯科医の話になった時、彼がこう言いました。

「僕ずっと歯並びが悪くてコンプレックスだったんですけど、今矯正してるところなんですよ。」

言われてビックリ。白くて真っ直ぐで綺麗な彼の歯は、まさにそのとき矯正中だったのです。

思わず「実は私も矯正したいんです」と食いついてしまいました。

いわく、仲良しの先生がいるらしく、ご自身もそこで歯を矯正。インビザラインという透明なマウスピースで矯正できると教えてもらいました。

「今までも何人か紹介しているから、僕の名刺を持っていけば安くしてくれるかも?」というお言葉に期待し、早速そのお医者さんに行ってみることにしました。

麻酔が痛くない!

紹介された先はコリアンの先生が営む歯科医院でした。初日は矯正の相談と歯の検診で訪れ、小さな虫歯があること、そして歯列矯正もインビザラインで可能だと言われました。

ただし矯正をするにはまず親知らずを抜かなければいけないとも言われました。矯正で歯が動いた後に親知らずを抜くと、せっかく並んだ歯がまた動いてしまうかもしれないからです。

とりあえず後日、虫歯治療のために局部麻酔をしてもらったのですが、麻酔の注射が全く痛くなかったのです!チクリともしない。全然痛くない。

「他の先生と比べて注射が痛くないって患者さんが褒めてくれるんだよ〜」と嬉しそうな先生。痛みを最小限に、素早く作業を行うことで評判の先生だったようです。

 

インビザライン(マウスピース矯正)

数ヶ月後、インビザラインの相談をする時が来ました。少しは保険が適用されるということでしたので、値段によっては思い切って決断しようと決めたのです。

ちなみにインビザライン(Invisalign)とは1999年にアメリカのアライン・テクノロジー社によって確立されたオーダーメイドで行うマウスピース矯正(アライナー矯正)の呼び名です。

「アタッチメント」と呼ばれる小さな突起物を歯にくっつけて、アライナーがそこに圧力をかけることで歯を動かしていきます。

決められたアライナーをそれぞれ2週間1日最低20時間装着することで歯を動かします。

インビザライン開始前後の流れ

口の中のスキャンとレントゲン撮影

歯医者さんで口内をスキャンし、現在の歯の状態を寸分違わぬ状態でデータに残します。

レントゲンは別の日に所定の技師がいる施設へと紹介状を持って行き、あらゆる角度から顔のレントゲンを撮影しました。

この2つのデータを合わせてインビザラインの型の発注が行われます。

 

型が届くのを待つ

あとはひたすら待ちます!ドクターとアライン・テクノロジー社とで方向性を決めて発注されたものが海外で製作され、最初から最後まで全てのインビザラインが一度に届きます。

何せ一年以上かかる矯正のセットを作るので、4ヶ月近く待つことになりました。

 

最初のテストピースを装着

型が届いてもアタッチメントを取り付けてもらう前に最初の一組みをお試し装着します。期間は他のものと同じく2週間。

これで装着した時の感覚だけでなく、取り外しやアライナーの手入れにも慣れることが可能です。

 

 

それぞれの歯にアタッチメントをつける

いよいよ矯正開始です!

あらかじめアライナーには突起物が当たる部分に小さなくぼみがあいていて、それに合わせて歯にもアタッチメントをつけていきます。

アタッチメントはUVライトのようなもので固められ、これは歯磨きなど少々の刺激で取れることはありません。また、インプラントのような人口の歯よりも、自分の自然な歯に取り付ける方が取れにくいという話も聞きました。

お試し装着の2週間は「本当にこんなプラスチックみたいなもので歯が動くんだろうか・・・」と半信半疑でしたが、アタッチメントをつけてもらって改めてアライナーを装着すると、結構な圧を歯に感じました。

これを2週間ごとに交換し、歯が動いていく仕組みですね。

ちなみに写真は矯正開始直後の私の歯ですが、上の前歯が斜めになっていて、下の前歯は2本重なり合っているのが分かります。

 

矯正にかかる費用

私のケースなので本来の値段はアメリカドルですが、総額で約60万円。よその歯医者さんも数件回って見積もりを比較していたのですが、おおよそどこでも同じ値段という感触でした。

そこから入っていた保険で10万円安くなり、さらにゴネた結果、本来はプラス3万円近く別料金だった親知らずの抜歯代も矯正料金に含んでもらえることになりました!紹介してくださった保険の代理店さんに感謝です。

トータル約49万円。それを現在28ヶ月払いのローンで返しています。28ヶ月までは無利子で組めたので、それはラッキーでした。

 

アライナーを外すコツ

アライナーをつける際は鏡を見て位置を合わせてはめるだけなので、そんなに難しくはありません。

ところが、外す時は少し抵抗がかかるので、力任せに外そうとすると薄いところが割れてしまう原因にもなります。事実私は最初の3セットくらいは2週目の途中で少し上の前歯の横に亀裂が入ってしまいました。

外し方のコツは、まず両奥歯の部分を少し浮かせてから、前歯の部分を外すとすんなり取れます。

どちらか片方に力が加わりすぎないように、均等に少しずつ外すようにすると良いですよ。

 

アライナーのお手入れ・洗浄方法

毎日つけていると最初は透明で綺麗なアライナーも、2週間後の交換直前になると色が少しくすんできます。これは仕方のないことなので、特に気にしなくても大丈夫です。

とはいえ、コーヒー・赤ワインなど色のつくものを飲む時には色の付着を防ぐためになるべく外すようにしましょう。私は矯正後半になると慣れと面倒くささで外さずに飲んでいましたが・・・。(笑)

毎食食べた後に歯磨きをするのがベターですが、私は仕事中急いでいることも多く、うがいで済ますことも多かったです。

一日の終わりにはアライナーを外し、いつも通り歯磨きとフロスをしていましたが、その時に歯ブラシでアライナーも綺麗にしていました。

アタッチメントがはまる溝などに汚れがたまりやすいので注意しましょう。

ポリデントのような洗浄液やマウスウォッシュに浸す人もいるようですが、私の経験からはそこまで神経質にならなくても大丈夫です。

もしどうしても口臭が気になる場合は、アライナーを装着しながらかなり水で薄めたマウスウォッシュで軽くうがいをしていました。

 

装着期間

人によっては3年以上かかる人や、歯の歪みの程度によって最初の数ヶ月はワイヤーで矯正しなければいけないケースもあるようですが、平均的には1年から2年で歯が真っ直ぐになるようです。

最初はなかなか動いている実感がないですが、3ヶ月ほどすると目で見て歯の位置が変わったことが分かるようになります。その後はどんどん歯が動いていくので、変化を感じられて嬉しいですよ。

歯が動くピークの頃は歯と歯茎の隙間が今までにないぐらいフロスをした感触がユルユルだったので、虫歯など歯のトラブルには注意しなければいけません。

こちらは装着から半年ほど経過した時の様子です。下の歯は重なっておらず、上の歯の歪みもマシになったのが見て分かるかと思います。

写真を撮った時はアライナーを外しており。うっすら見えているポチポチがアタッチメントです。

そして1年後、最後のアライナーを装着した頃ですが、真っ直ぐになっています!

ビフォー(上)アフター(下)です。

初期と比べると雲泥の差ですね・・・。

 

痛みはある?

アライナーは薄いといえども、一枚隔てているとやはり口の中に違和感はあります。特にアライナーの淵が舌などの柔らかい部分に当たり続けると、痛いと感じることがあるかもしれません。

私も途中1ヶ月くらいは舌の先に当たって口内炎のような症状になったことがありましたが、なるべく触らず清潔にするよう心がけて過ごし、その次のアライナーからは特に問題は起きませんでした。

歯が動く痛みは、新しいアライナーに変えた後の数日間、締め付けられるような圧迫感は感じますが、夜寝られないほどの激痛が起こったことは一度もありませんでした。

 

矯正前後での変化

自信がついた!

何と言っても精神的に自信がつきました。歯を見せて話すことも、笑うことも苦ではなくなり、そのうち思い切ってホワイトニングもしたいな〜なんて考えています。(笑)

歯だけでこんなに自信がつくとは私自身驚きですが、意識してみると毎日色々な人の目に触れる機会がある歯なので、本当に良かったと思っています。

歯垢・歯石の減少

矯正前は下の歯が重なり合っていたため、どうしても歯磨きだけでは汚れが取りきれず、歯のクリーンナップの度に歯垢や歯石があると言われていました。

しかし真っ直ぐに並んだおかげで歯磨きもとてもしやすくなり、以前よりも歯垢・歯石がグンと減りました!

顔痩せ効果?

歯が動いたことが関係あるのかは分かりませんが、顔つきが良くなったと言われることが増えました。決して以前が悪人顔だったわけではないのですが(笑)、歯が動いたことで顎のラインもほっそりした気がします。

歯列矯正をした知人が以前「顔が痩せた」と話しているのを聞いたことがありますが、やはり歯の変化は顔の変化にも繋がるのかも知れません。

 

まとめ

昔のように銀色のワイヤーをむき出しにしなくても、コッソリ歯列矯正ができるというのは素晴らしいことだと思います。

インビザラインを1年以上体験した上で私が感じた長所と短所をまとめてみました。

インビザラインの長所

  • 透明なので矯正中ということが目立たない
  • 金属アレルギーでも矯正できる
  • 取り外せるので歯もアライナーも清潔に保てる
  • 飲食する時に邪魔にならない

インビザラインの短所

  • 毎日の手入れ(歯ブラシ)が必要
  • 仕事でランチミーティングや会食など飲食の機会が多い人には向かない
  • 一日20時間以上の装着は慣れるまで話しづらいなどの違和感がある
  • 硬い部分が口内で舌や粘膜に当たると痛い場合がある

 

いかがでしたか?

年齢と歯茎の硬さは比例するため、年をとればとるほど矯正にかかる時間も長くなるそうです。

私は1年ちょっとの矯正期間でしたが、終わってみればあっという間で、社会人をしながらでも全く問題なく終えることができました。

大人になってからでも遅くはありません。本当に矯正をして良かったと思っているので、私と同じく歯並びにコンプレックスがある方にはぜひオススメしたいと思っています。

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